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懲りずにサムライ企画で再度挑戦

懲りずにサムライ企画で再度挑戦私はまだまだサムライというキーワードにこだわっていました。
一応、サムライシリーズとするならば、「相馬野馬追」はその第一弾。 総務省の予算がついた「Master and His Last Disciple」は第2弾で制作中。

そして、第3弾を“時代劇”にスポットを当てた企画にしたわけです。
というのも、日本刀を作る河内さんを取材する過程で、実際に刀を使って試し切りをする達人であり、時代劇の俳優として活躍するリー・村山さんという方と知り合ったからです

リー村山さん、本名・村山俊二さんは、ハリウッド映画ラストサムライにも出演された経験の持ち主。日本の映画、ハリウッドの映画の両方を知っておられる数少ない存在。

そして、テレビの番組欄から民放最後のレギュラー番組「水戸黄門」が、2011年12月でその42年間にわたる長き歴史を閉じ、京都で時代劇に関わる職人さんたちの働く場所がなくなっている。

村山さんはこの現状をなんとかしなければと思い、自分たちの手で自主的にテレビ時代劇を制作し、KBS京都で放送しようと考えておられました。その様子をドキュメンタリーしようと考えたわけです。

このままでは、日本の時代劇が危ない!という意図で、村山さんを主役としたドキュメンタリー企画です。タイトルは、「テレビ時代劇の危機を救え!」 です。

Tokyo Docsは、先ほどからお話ししましたASDの日本版。同様にこの舞台でピッチングできれば、制作資金獲得への道が開けるフィルムメーカーにとっては、絶好の機会です。 そして企画を応募しました。で、ピッチング企画として選ばれました。

 

さあ、企画をさらに煮詰める。さらにトレイラーを作る。準備には多くの労力と時間がかかりました。ここまで3年間。これまでの失敗した経験からも学んだし、魅力的なキャラクターも主人公として見つけられた。さあ、この企画は海外でも受けるぞ!という自信を持って臨みました。

そしてヨーロッパをはじめ、アジア、アメリカ、カナダ、オーストラリア、アジア各国の決定権者30名を前にピッチングしました。

懲りずにサムライ企画で再度挑戦 トレイラーとしてはちょっと長い作品でしたが、私自身よい出来だと思っていたのです。

主人公となるキャラクターのリー村山さんも、海外で受ける顔立ちですし、かっこよい。サムライ好きの海外の放送局なら乗ってくれる可能性は大であると思っていたのですが・・・・結果はどうだったか。

多少興味はあると言ってくれた放送局はあったものの、支援してくれる放送局はなしでした。
比較的好意的な意見が多かったのですが、私はある放送局の方の意見にはっと驚きました。

その言葉とは、「世界からサムライが消えるのは大事だが、サムライドラマが消えるのは時代の流れで仕方がない」この一言が、自分は海外が求めるのは理解していたという思いあがりを打ちのめしてくれました。

私の企画はサムライドラマ・時代劇の衰退という日本の中の小さな事情を描いたものに過ぎない企画であると。。。でも、この企画には多くの強みがあることも、海外のディシジョンメーカー・決定権者の表情から解りました。

懲りずにサムライ企画で再度挑戦 企画の弱点は分かったので、今はそれを補うためのネタ探しと時期を見計らっています。

私が挑戦しようとしているTokyo Docsの先にあるASDは非常にハイレベルな国際提案会議です。日本予選であるTokyo Docsで上位3位に入れば、ASDへ招待され、ピッチング出場権も与えられるので、次はなんとか、ASDでのピッチングの舞台に立てるようになりたい。

そしてその先にあるフランスで開催されるサニーサイドオブザドックに出場できるようになりたいと考えています。 これが最終目標ではなく、国際共同製作のパートナーと資金を確保することが目的です。

私としては、2011年のASDより、一貫して世界が敏感に反応する「サムライ」というキーワードを軸に企画を立案してきました。刀の魅力を伝える企画が「相馬野馬追」に繋がり、そして刀鍛冶の物語に繋がりました。

そして、先ほどのサムライドラマへとつながるように仕向けたのですが、失敗に終わりました。ただしリベンジに向けて、いつか企画をリニュアルしようと思っています。

そして今年10月末にTokyo Docsに応募し、舞台でピッチング側に2年連続で選ばれました。

日本―ブータンーフランスの国際共同製作が動き出す

今度の企画は、ブータンに棲む幻の虎を追う 「天空のトラ」 という企画です。 ブータンはヒマラヤ山脈の南に位置し、中国とインドと言う2大大国に挟まれた人口僅か70万人の小さな国。このブータン北部、標高4000mにベンガルタイガーが棲息しているのです。

富士山よりも高い場所に虎がいる。そしてトラは今、地球上に僅か4000頭しかいない絶滅危惧種である。その虎を守ろうとしているブータンの自然保護官やレンジャーに密着するネイチャードキュメンタリーです。

懲りずにサムライ企画で再度挑戦 そしてその資金獲得のためのリサーチ、トレイラー収録もかねて、10月5日からブータンに行くことになっています。
私としては、動物ものは万国共通、世界に通用する素材、普遍的なテーマであると考えています。

あのプーチンとヒラリーが会談した時でさえ、政治以外の共通の話題は、シベリアにいるトラの生態についてだったというほど、虎という存在に世界は注目しています。この企画を是非とも実現したいと思っています。

ここまでが、私が2010年の12月にスタートして、4年間を費やしてきた経験です。

海外展開するには、企画のネタが良くても、そのプレゼン方法や切り口が間違ってしまうと相手が興味を示さないということを学んできたわけです。

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