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ドキュメンタリー映像
「クオリティーの高い映像を、できるだけ早く、できるだけ安く」をモットーに自社一貫でオリジナル映像・動画を制作するパワー・アイでは、これまでに培った技術力とクリエイティビティを駆使して、ベトナム、シンガポールなどのアジア諸国を中心とした国際連携にも力を入れています。
こちらではその⼀例として、私たちが2013年にドキュメンタリー映像分野で提携した、ブータン国営放送(BBS)との国際共同制作事例についてご紹介します。
番組の概要 |
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番組名 | ジャパン・プレミアムショー |
放送 |
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ブータンとは |
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世界で一番幸せな国「ブータン」との強いつながり

総務省が取り組むコンテンツ海外展開促進事業において、国際共同製作にかかる事業企画が募集され、その中でパワー・アイの映像コンテンツ(ドキュメンタリー番組)が選ばれました。
経緯

コンテンツ海外展開促進事業は、日本の放送局や番組製作会社などが映像コンテンツを海外の放送局などと共同で製作し、それらの映像を海外の放送局を介して発信する取り組みを支援するためのもの。
今回は2013年5月20日に発表した4事業のうち、「アジア地域における国際共同製作に関する調査研究」および「グローバル市場の開拓に向けた国際共同製作に関する調査研究」にかかる事業企画が対象になっています。
選定結果

2013年5月20日から同年6月3日までの間に事業企画の公募が総務省より行われ、189件(アジア:148件、グローバル:41件)の応募がありました。そのなかで55件(アジア:41件、グローバル:14件)が支援対象企画となり、パワー・アイも上記のアジア:41件のひとつに選定。日本企業として初めて、ブータン国営放送と国際共同製作を行うことになりました。
日本の宗教や文化を紹介する1時間番組を計4本製作し、「ジャパン・プレミアムショー」としてブータンのゴールデンタイムで4夜連続放送。映像クオリティーの高さに加えて、日本文化との共通点の多さをブータン人があらためて認識する結果につながったことから、日本に対する関心と大きな反響を呼んでいます。
国際共同製作の5つのポイント

今回は記念すべき初の国際共同製作に際してドキュメンタリー教育番組を作り上げましたが、国内での反響が大きかったこともあり、早くも第2弾として自然紀行番組の企画・取材・撮影・編集が検討されています。
今後はシンガポール、ベトナム、中東などの独自のネットワークを活かしてブータン以外での配信も視野に入れ、当社の映像クオリティーをもってより大きなインパクトを与えられるような展開を考えていきたいと思っています。
国際共同製作のパートナーについて
ブータン国営放送(BBS)
1986年のラジオ放送局に始まり、1999年に首都ティンプーのみに限定した国営放送局として放送サービスを開始したブータン唯一の国営放送局。社員数は約300人で、現在は衛星電波を使ってブータン国内全域に放送を配信しています。
人口約70万人のブータンにおいて、視聴者世帯は16~17万。BBSは国内で見られる唯一の放送局であり、視聴率は100%に近い状況です(近年ではティンプーや主要都市でケーブルテレビ局が設立され、インドの番組を中心に60チャンネルもの放送が見られるようになっています)。
放送チャンネル「BBS2」
BBSにはニュース中心の「BBS1」と、ドラマやエンターテイメント、ドキュメンタリー番組などで編成される「BBS2」の2つのチャンネルがあります。本事業で使用されたのはBBS2。BBS2は「24時間放送」を謳っていますが、実際は1日あたり8時間の編成ユニットが3回繰り返されています。一日の編成の切り替えは毎日午後3時です。